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年度末のご挨拶

 平成26年度も残すところ数日となりました。集団的自衛権についてあまり触れられないまま衆議院議員選挙が終了してしまい、国民に信任されたとは言い難いとの論調があります。多くの国民もそのように思っていることと思いますが、それでは自分が国のトップであったら尖閣諸島や竹島の問題をどのように解決していったらいいのでしょうか。譲歩すればするほど大変なことになるでしょうし、中国と韓国との関係だけは極めて特殊で難しいと考えるからです。第一に中国は国内をまとめていくために常に仮想敵国を作って置き国内不満の矛先を国外に向けさせるという手法を採用しています。第二に先の戦争まで小さな国の日本人にはやられ通しであったというトラウマがあり、恐らく100年経っても消えないかもしれません。戦勝国でありながら得られるべき利権を獲得できなかったばかりでなく敗戦国と全く変わらない厳しい戦後が続く中で、日本は短期で目覚ましい復興を遂げたのに対し、中国は70年経た今やっと世界一の経済力を有するに至った訳です。

 他方日本の戦後補償や政府開発援助(開発途上国等への支援)など天文学的な支援をしたために中国や韓国は復興を果たすことができたと考える日本人が多いことも事実です。そのようなことは全く考えてはいませんといっても、このような戦後復興の在り方は中国人の自尊心をどれほど傷つけているのか、私たち日本人には理解できないだろうと思います。だから時間をかけながら中国人や韓国人と日本人の心が対等な関係になるまで1億2千万人の誠意ある交流を図っていく以外に方策はないものと思っています。

 安倍新内閣は、このような難しい課題について、領土を失うことなく解決していってくれるのではないかと期待をしています。社会保障の充実やデフレ脱却という課題は、成長戦略の目玉である地方創生に掛っているといっても過言ではないと思います。2040年には、896の市区町村に消滅の恐れがあるとの試算があります。私達は努力目標を作って貰った訳で、地域に合った知恵を出していくべきでしょう。私は日本人の目標遂行能力を信じています。今1歳の子が25歳になったとき,果たして試算通りなのか消滅しないで豊かになっているのか。後者にするために政治はあるのだとも思っています。

 牛久市は日本の縮図(リトルジャパン)で、海にこそ接していませんが日本のあらゆる課題(メリットやデメリットを含めて)をすべて有していますし、努力すれば夢も希望も実現できるような恵まれた環境にあります。少子超高齢化対策、観光振興対策、農業対策、防災減災対策、企業誘致対策等々課題は沢山ありますが、首都圏から50kmという距離に立地しており圏央道や常磐道へのアクセスにも恵まれています。人口が増え続ける街づくりは十分可能であると考えます。一線を卒業された高齢者の様々な能力を牛久市内で十二分に発揮していただける形をどのように発掘し活用していくのか、牛久市の課題と考えます。心ある人から声掛け合って集まり話し合うことからスタートです。皆様のご指導をよろしくお願いします。

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